時短勤務者

大阪国際貨物支店 2003年入社 営業係長 奥野 しのぶ

大阪国際貨物支店
営業係長 2003年度入社

奥野 しのぶ

現在の主な仕事内容と勤務スタイルを教えて下さい。

現在の業務内容は営業アシスタントとして、船積、船積書類作成・チェック、乙仲関連業務とのやりとり、コレポン(英語メール・電話)、経理とのやりとり、ファイリング、電話応対、請求書の作成など多岐に渡ります。子どもを持ちながら正社員として通勤して働くには、なかなか思い通りにはいかず、これまでのような勤務体系では継続しての在籍は不可能だと以前まで感じていました。そこで働き方の選択肢として「時短勤務」制度を利用しています。これまで三度、出産してから制度を利用しての勤務を続けており、現在は育児休暇から復帰して間もないため9~16時の時間帯で勤務しています。変更も可能で、希望する時間帯での柔軟な働き方ができます。子どもの成長に合わせて利用することができるところが嬉しいです。

産休・育休取得前と後ではどんな変化がありましたか?

復帰後、どれくらいのスケジュールでどれくらいの仕事量をこなせるか、子どもに左右されがちです。どんなに健康な子どもでも、どんなにきちんと健康管理をしても予想外のことが起きるのが子育てです。自分が産前と同じ体調ではないケースもあります。子どもが保育園でもらってきた風邪に感染して夫婦ともにダウンすることも…。
復帰前は何でも1人でやるタイプでしたが、同じ仕事のやり方では上手く回らなくなりました。一人で抱え込まずに一緒に働くメンバーの協力も求めて、得意なところを生かしながら、限られた時間の中で最高のアウトプットを出して仕事を成功に導くために私がやるべきことは何かを常に考えるようになりました。業務上、社内だけでなく多くの業者の方々と関わりがあるため、社外でもコミュニケーションを大切にし、認識の相違をなくすよう確認に時間をかけたり、また一つの仕事がどこまで進んでいるのかを常にメモを残して、見える化するよう心がけるようになりました。不測の事態に対する備えにもなりますし、何より自分自身への覚え書きにもなります。生産性を高めるために仕事のやり方を変え日々業務を進めることは、投入資源を有効活用できる点において会社にとっても、また自分自身にとってもメリットは大きいと思います。自分にとっては、モチベーションのアップにもつながりますし、自分がパフォーマンスを発揮できているかを常に考える機会を得ることになっています。

大阪国際貨物支店 2003年入社 営業係長 奥野 しのぶ

育児休業・時短勤務に対する周囲の理解はありましたか?

「自分の人生の責任は自分で取るしかない」というアドバイスを思い出します。例えば、仕事のために第2子を諦めても、仕事のために睡眠時間を削って健康を害しても、会社も上司もあなたの人生の責任は取ってくれません。特に心身の健康はとっても大事です。私自身、2回目の職場復帰から1年もたたずに3回目の産休に入りました。職場に迷惑をかけることが気がかりで、3回目の産休を上司や同僚に伝えるのはなかなか勇気が要りましたが、この言葉に支えられました。そして3回目の産休を勇気を持って打ち明けた際は、皆さん暖かく祝福してくれたので、「復帰したらまた頑張ろう」「私も同僚が家庭の事情で仕事を抜けるときは全力でサポートしよう」と思いました。自分の育休中、仕事を引き継いでくれる人、フォローしてくれる人がいるはずなので、「ありがたいな、この恩は自分も今後返していこう」という気持ちを持っておくことは大事だと思います。

子育てと仕事の両立で大変だなと感じる時はどのような時ですか?

復帰前に描いていた「子育てと仕事の両立」のイメージと比べて、ポジティブな意味での違いを感じました。時間に制約のある働き方で肩身の狭い思いをすることもあるのかな、と思っていましたが、そんなことはありませんでした。時短でもフルタイムでもやらなければいけないことは同じです。制約があるなら相談すればいい、何時間働くかは問題ではないと上司の理解もあり、周囲の人々にも恵まれていました。
また、復帰前は、子供と一緒にいる時間が減ることが心配でしたが、一緒にいる時間が限られている分、密度の高い時間を過ごすようになりました。私の場合は、仕事とプライベートのメリハリがあることで、育児にもよい影響があったと思います。
仕事と育児を両立するには家族の連携が何より重要だと考えています。一方に負担が偏ったり、相手の負担をイメージできていない状態だと厳しいです。「子どもが病気になって保育園に預けられないけれど、どうしても仕事に穴を空けられない」という状況もあります。他にも1日のタイムスケジュール、家事や育児の割り振りなど、家族で話し合ったほうが良いことはたくさんあります。大事なのは「自分と家族がどうしたいか」をきちんと考え、話し合っておくことだと思います。復職前、復職後にかかわらず、家族とは積極的に話し合いの場を設けてみることが大切だと思います。

今後の目標・チャレンジしたいことはありますか?

人生の一時期、時短勤務が必要なことはあると思います。給与・昇進・評価、色々と気になるとは尽きませんが、時短勤務は一時のこと、と割り切ることも必要だと思っています。時短を取った分、育児中の気持ちに余裕ができた」とも感じます。産休・育休がキャリアに影響するのでは、と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事をする上で自分自身のベースとなるスキルを磨いておけば、復帰後も納得のいく働き方ができると思います。
私自身もまだ試行錯誤の毎日です。育児と仕事の両立は大変なことも多いですが「育児が仕事の息抜き」にもなれば、「仕事が育児の息抜きになる」こともあります。子どもを産んだその日から女性の生活は一変!キャリアも育児もバランスUPを目指して、あまり自分を犠牲にし過ぎず、頑張り過ぎて息切れしないように、育児も仕事も楽しんでいきたいです。

大阪国際貨物支店 2003年入社 営業係長 奥野 しのぶ

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