オペレーション業務

中部空港オペレーションセンター 2018年入社 営業掛 大場 観月

中部空港オペレーションセンター
営業掛 2018年度入社

大場 観月

現在の主な仕事内容を教えてください。

私の在籍する中部空港オペレーションセンターは、中部地区発の航空輸出貨物を担当する拠点であり、お客様の窓口としての役割、及び航空輸出の一連の行程を担っている部署です。私自身は入社後より、カスタマーサービスとして航空輸出の手配業務を担当していましたが、現在は航空輸出の混載業務に携わっています。新規の予約や、AWB(航空運送状)をはじめとする航空会社への提出書類の作成、航空会社への運賃交渉や精算管理が主な業務内容になりますが、中でも最も重要な業務が自社混載の調整であり、フォワーダー業の根幹の部分である二つの役割を担っています。一つ目は、輸出者であるお客様からお預かりした貨物を仕向け地別に組み合わせ、確保した航空機のスペースに搭載できるよう調整を行う混載仕立です。お客様の希望や納期、混載差益のバランスを考えながら、最適な混載を組むことを目指しています。二つ目は、提案するサービスの元となる『仕入れ』としての役割です。アパレルや工作機械部品など、当社の取り扱う商材は多岐にわたりますが、貨物の特性や出荷頻度・荷主様の希望を把握したうえで航空会社への交渉を行い、ご提供できるスペースの確保に努めています。お客様と直接関わる機会はあまりありませんが、どちらも利益に直結する役割でもあるため、常にお客様の出荷の動向を見極め、最適な輸送ルートを提案できるよう日々取り組んでいます。

平均的な1日のスケジュールを教えて下さい。

中部空港オペレーションセンター 2018年入社 営業掛 大場 観月
08:50
出社
09:00~09:30
メールチェック
09:30~10:00
前日分の混載仕立の運賃確認 ・当日分の予約状況確認
10:00~12:00
精算業務・見積もり対応・イレギュラー対応
12:00~13:00
お昼休憩
13:00~17:00
来客対応・AWBや提出書類の作成・航空会社への貨物の情報送信
17:00~17:55
当日出荷分の書類の最終確認・翌日分の混載仕立の準備
18:00
業務終了

どうしてこの業界(国際物流業)を志望されたのですか?

学生時代に経験した海外生活の中で、日本の様々な製品やサービスの質の高さが海外で評価されていることを知り、世界に「日本の高品質」を届ける仕事がしたいと考えていました。最初はメーカーなどを視野に就職活動を行っていましたが、国際物流もその一端を担っていることに加え、海外との関わりの中で語学を活かしていきたいと思い志望しました。また、元々空港と飛行機が好きでしたので、貿易の手段である航空輸送を通じて、航空業界に携わることができることも魅力的でした。

今の業務を行う上で、最も心掛けているのはどんなことですか?

チーム内や部署内での情報共有を大切にしています。例えば、私たちのチームではAWB(航空運送状)や、航空会社への提出書類の作成も行っていますが、就航地や航空会社ごとに記載が必要な情報や文言が定められており、漏れがあると予定していた便に搭載できない場合や、到着地での輸入通関の際に時間を要してしまうことがあります。世界の情勢が目まぐるしく変わる中、スムーズに輸送ができるよう、日頃から航空会社や現地の情報に気を配り、些細な情報でも共有するよう心がけています。

国際物流に携わってやり甲斐や楽しさを感じるのはどういう時ですか?

国際輸送の仕事は貨物と情報のリレーで成り立っており、一人で完結することはできません。基本的に緊急性の高い案件が多い航空輸送においては、コロナ禍による航空機の大幅な減便や、海外の空港の閉鎖などの混乱に陥り、私達フォワーダーを取り巻く状況も大きく変化しました。刻一刻と世界の状況が変わる中、他部署を含む上司や先輩、さらには普段よりご協力いただいている運送会社や航空会社の方々にも、多くの場面で助けていただいています。スペース確保や料金の交渉、代替の輸送ルートの提案など、臨機応変な対応が必要となる状況下で、様々な人との関わりを大切にしながら、無事納期内に貨物を届けることができた時のやり甲斐は大きく、この仕事の醍醐味だと感じます。

ご自身のこれからのやりたいことや目標を教えて下さい。

現在の最大目標は航空輸出のプロフェッショナルになることです。お客様の希望に寄り添いながら、効率の良い混載が組めるよう業務に取り組んでおりますが、自分の経験や知識の未熟さを痛感する場面も多々あります。特に、特殊貨物や大型貨物を取り扱う際には、搭載可能な機材の就航地、航空機へ搭載する際の搭載方法や使用するULD(航空コンテナ)の種類、貨物の特性などを理解した上で、航空会社への依頼や交渉を行う必要があるため、目の前の業務の更に先の範囲まで、幅広く知識を深めることが必要だと考えています。今後も、日頃から探究心を持ち続けながら経験を積み重ね、周囲をサポートできるような人材になりたいです。また、次のステップでは、現在の業務を活かして更に広い視点から航空輸送に携わる仕事にもチャレンジしてみたいです。

最後に就活生の皆さんへ温かいメッセージを!

就職活動は自分の今後の人生について考える貴重な機会です。悩むこともたくさんあるかと思いますが、自分の興味を持ったことや感じたことに対して、『なぜ?』を深掘りしてみてください。その根底には、きっと皆さんの学生時代の経験や努力の中で感じたこと、好きなことが関わっており、自分の強みや弱み、将来どんな人間になりたいのかを見つけ出すヒントになると思います。このようなご時世なので、どうか身体を大切に、たまには息抜きしながら就職活動頑張ってください。皆さんと働けることを楽しみにしています。

中部空港オペレーションセンター 2018年入社 営業掛 大場 観月

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